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病・老とつき合う法 資料館セミナーで金升子准教授が講演 |
在日韓人歴史資料館主催の「土曜セミナー」が7日、東京・港区の韓国中央会館別館で行われ、国際医療福祉大学保健医療学部・看護学科准教授の金升子さんが「病気や老いと上手につき合うために」と題し講演した。
生活習慣病の予防対策では運動療法や食事療法、薬物療法について説明した。
在宅で老親の面倒を見る場合、「介護者は社会参画できない、自由な時間が作れない、などの理由からストレスがたまり、結果、うつ状態になりやすい。1人で悩まず、他人に愚痴を聞いてもらったり、社会的な資源を使うことを後ろめたく感じないようにしたほうが良い」という話に聴衆は真剣に耳を傾けていた。
在日の介護問題の話では、活発な意見交換が行われた。日本の施設は日本人にあわせたプログラムで構成されているため、疎外感や孤独感を感じる同胞高齢者は多い。
金さんは「同じ民族、文化的背景、生活習慣を持った人が一緒に生活したほうが、老後の生活は居心地が良いと思う。出せる人が、資金や知識、技術を提供し合い、東京都内に何カ所か在日のデイケアセンターのような拠点が組織的にできたら良い」と強調した。
(2007.7.25 民団新聞)
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