寄贈の収集品展示へ「望郷美術館」 在日2世の河正雄さん |
母国の文化芸術の発展に
韓国の全羅南道霊巖郡は3日、光州市立美術館名誉館長で在日韓国人2世の河正雄さんが3月31日から開催されている王仁文化フェスティバルに参加し、これまで収集してきた美術品709点と、美術関連資料400点を寄贈したと発表した。
同郡は河さんの父親の故郷。河さんは日本のために犠牲になった韓国人のことを思い、同郡と韓国の文化芸術の発展のために作品を寄贈した。
作品のなかには在日の画家、全和凰さんの作品53点、孫雅由さんの作品178点、人間国宝に指定されている市橋とし子さんの粘土人形、西洋画家の福田新生さんの作品などが含まれている。作品はジャンル別に分類しており、寄贈者の志を称えるため、「望郷美術館(仮称)」を建て、展示する予定。
(2007.4.11 民団新聞)
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