大宇グループの創始者である金宇中(69)元会長は14日、5年8カ月の海外逃亡の末に帰国し検察庁で取り調べ中だが、87年にフランス国籍を取得し韓国籍を喪失したことが明らかになり、国民を驚かせている。フランス国籍を取得したのは、当時韓国と国交のない東欧諸国市場を開拓するためだったという。戸籍整理が済んでいないため2重国籍者のように思われたが、フランス国籍のまま全国経済人連合会会長や大韓サッカー協会長などの要職を務め、医療保険など各種の恩恵も受けたことになり、国籍問題をめぐる議論が広がりそうだ。
(2005.06.22 民団新聞)
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