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出会いからの出発 篠藤ゆり(作家)
 7月某日、作家の小林恭二さんとワンコリアフェスティバル実行委員長・鄭甲寿さんの、活動20周年を祝う会があった。一見、不思議な組み合わせの会だが、小林さんは長年、鄭さんの活動を応援してきた。私が鄭さんを知ったのも、小林さんを通してだ。ワンコリアフェスティバルは在日、日本人を問わず、多くの人々の出会いの場となった。その中から新しい音楽が生まれ、梁石日さんの小説『夜を賭けて』の映画化も実現した。私もヴァイオリニストのジョン・チャヌさんを知り、半生を本に書くことになる。

 人と人の出会いは、化学反応に似て、思いがけないパワーや新しいものが生まれる可能性を秘めている。それも異質なものが出会って刺激し合ったほうが、だんぜん面白い。だからもっと多くの在日が日本人と出会い、もっと多くの日本人が在日と出会えればいいのに。そうすれば日本の文化も面白くなるだろうし、今なお残っている壁も少しずつ切り崩されていくだろう。

 そのためには、在日が出自を隠していては始まらない。だが現実は今も多くの人がルーツを隠しているし、芸能人にも出自を隠しているコリアンは多い。その原因の一つは、もちろん日本の社会にあるのだが。

 「在日はカッコいいって思わせるよう、派手に頑張って」。パーティーの席で、私はあるミュージシャンに言った。カッコいい先輩が大勢いたら、後に続く若者は気負わずにルーツを明かせるようになるはずだ。

 人は共に笑ったり悲しんだり、時にぶつかり合う中で、理解し合えるようになると思う。スタートは、出会うことだ。

(2004.7.14 民団新聞)
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