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韓日、美術家のまなざしから見る…李美那さんが横浜で講演
講演する李美那さん

韓国歴史文化講座

 神奈川韓国綜合教育院主催の韓国歴史文化講座「コリアンカルチャーサロン」(全6回)が21日、横浜・神奈川区の神奈川韓国会館で始まった。

 講師の李美那さん(神奈川県立近代美術館葉山・主任学芸員)が、5月8日まで葉山館で開催されている「ふたたびの出会い日韓近代美術のまなざし‐『朝鮮』で描く」を紹介しながら、韓国と日本の美術家たちの物語を読み解いた。

 現在、98歳の入江一子さんは大邱生まれ。女学校に通っていた17歳の時、1922年に朝鮮総督府が創設した「朝鮮美術展覧会」に出品した「裏通り」で入選した。

 34年、女子美術専門学校師範学科西洋画部(現・女子美術大学)に入学のため初めて日本に渡る。卒業後、朝鮮に戻り中国のチチハルで展覧会を開くなど、国境を越えた活動を行った。

 二科展常連である山口長男も京城(現ソウル)生まれ。京城から郵便で二科展に作品を送っていたが戦時情勢の悪化により40年に出品を断念した。

 李さんは故郷のありようについて「国境にとらわれない美術家独特の越境の仕方がある。国境とは国境が定めるアイデンティティーのほかに、社会的なアイデンティティーがある。どこに生きていたのか、何を食べて生きたのか、そういうものがあって、進む方向によって故郷を失う人がいた。故郷のあり方というのはひとつではない」と強調した。

 また40年代に描いた李快大の作品「自画像」については「絵描きとして生きていく宣言がこの自画像」だと解説した。

(2015.4.29 民団新聞)
 

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