尊敬する大韓民国国民の皆様。癸巳年新年が明けました。 国民が安らかで、国運がさらに隆盛する1年であるよう願ってやみません。 海外同胞の皆様に新年のごあいさつを申し上げるとともに、北の同胞にも温かい希望の光が照らされるよう、心より祈願致します。 1930年代の大恐慌以来初めて迎えた前代未聞のグローバル経済危機が、5年間にわたり繰り返され、国民の生活と国の経済に多くの困難が生じました。しかし、世界秩序の大転換期は跳躍への好機とも言えます。 韓国政府はこの間、産業化と民主化のレベルアップを通じて、先進一流国家の基盤を固めてきました。 そして今、大韓民国は経済強国としてだけではなく文化、スポーツ、環境の強国として浮上し、世界の中心国家になりつつあります。 「水到船浮」という昔の言葉(水が増えれば大きな船が自ずと浮かぶ)のように伸張した国力を土台に世界に向けて帆をあげ、力強く進むべき時期です。 世界で3番目に広い経済領土を舞台に今後、貿易2兆ドル時代、全ての国民が豊かに暮らす国民幸福時代が大きく開かれて行くことを祈願致します。 経済と安保分野の中で世界トップクラスのG20首脳会議、世界核サミットの成功的開催でどの時代よりも高まった国際的地位がいっそう、確かになることを期待します。 強い安保力で韓半島の平和を守り、北韓住民の心と生活に芽生え始めた静かな変化の動きが統一への大波となることを願っています。 朴槿惠大統領当選人を中心に国民的エネルギーを結集し一丸となって努力すれば、新年は危機最後の峠を越え暗いトンネルの果てに明るい光を私たちが世界で最初に見ることでしょう。 私たち国民が血と汗と涙で勝ち取った発展の歴史、奇跡の歴史は、今後も続くものと信じています。 親愛なる大韓民国国民の皆様。 昨年末、不遇な隣人のために温かい心を分けて下さった多くの皆様に感謝を申し上げます。 皆様のご家庭が大きな喜びと幸福を共にする温かい1年となりますようお祈り申し上げます。ありがとうございました。 (2013.1.16 民団新聞) |