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韓国国体・注目の在日代表選手
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10月10日から開幕する第84回韓国国体（全羅北道・全州市）に出場する在日同胞選手団は191人（選手111人、役員20人、顧問・参観団60人）。在外同胞の部で総合優勝奪還を狙う在日同胞選手の中で、注目の選手と種目を紹介する。
10/10開幕の韓国国体・在日代表選手
注目の選手<1> 文孝光（フェンシング 18・法政二高3年）
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将来の夢は太極旗をつけて世界王者に
在日三世の文孝光君は現在、法政二高に通う高校三年生。小学校１年からフェンシングを始めた。メキメキと実力をつけ、日本国内での高校生大会で実力発揮。次々と強敵を倒し、「もはや日本には敵なし」の実力だ。
昨年、初めて韓国の国体に参加した。韓国フェンシングはシドニー五輪でアジア初の金メダリストを輩出しており、今やフェンシング強国。体験参加のため、公式戦には出場しなかったが、文君は韓国国体の王者と非公式試合を行った。実力は拮抗し、息詰まる攻防が続く中、9-10の僅差で破れた。
文君の実力を日本フェンシング界が放っておくわけがない。日本代表選手にするため、「帰化」を要請してきた。
韓国国体に参加した文君は「ハラボジが生まれた祖国は親切と愛情に溢れ感銘を受けた」とし、「自分の胸につけるのは日章旗ではなく太極旗だ」と胸に言い聞かせた。
文君の尊敬する選手は2000年シドニー五輪・フェンシングでアジア初の金メダリストとなった金ヨンホ選手。
「金選手のように太極旗を胸に付け世界王者になりたい」。
今年も体験参加で公式戦には出場できないが大きな夢を膨らませながら、２度目の韓国国体を楽しみに待つ高校３年生だ。
◆文孝光君の主な成績
2002年 全国高等学校選抜大会 優勝
2002年 全国高等学校総合体育大会（インターハイ）個人８位、団体２位 2002年 国民体育大会（よさこい高知国体） フェンシングの部 ４位
2003年 関東高等学校フェンシング大会 個人優勝
2003年 全国高等学校総合体育大会（インターハイ）個人２位
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