順天市(全羅南道)で開催中の「順天湾国際庭園博覧会」は開幕から1カ月目の20日、累計観客数が150万人に迫り、好調な滑り出しを見せている。 同博覧会組織委員会によると、1日平均4万人が訪れていることから、10月20日の閉幕まで目標の400万人を軽くクリアし、600万人に達すると推算している。 会場には、日本や中国、欧米の11カ国の伝統庭園、11のテーマ庭園など計83庭園が設けられている。昨年の麗水万博を教訓に、「自然と環境、生態」をトレンドに、いやしの空間を随所に盛り込んでいるのが受けているようだ。42万5000本の樹木類、622種200万本の草花が植えられ、湿地や森が調和した「分かち合いの森」などがある。 会場が野外空間にあることから、入場者が長時間並ぶ必要がなく、駐車場や交通、宿泊、飲食なども万全な受け入れ体制を整えている。広大な駐車場と、車両を分散させるための会場ゲートを5カ所に設けており、10万人の観客が来場しても渋滞しない点も人気の要因だ。 (2013.5.29 民団新聞) |