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『南明泉和尚頌証道歌』現存最古の金属活字本か
金属活字本とみられる『南明泉和尚頌証道歌』

 韓国の代表的書誌学者、パク・サングク韓国文化遺産研究院長は16日、「2012年、宝物第758‐2号に指定された『南明泉和尚頌証道歌』は、木版本ではなく金属活字本。これは現存する世界最古の金属活字印刷物『直指心体要節』より138年早い1239年に刊行された、最古の金属活字本」と発表した。学界で公認されれば、画期的な発見となる。

 『南明泉和尚頌証道歌』(以下、証道歌)は、唐の僧侶、玄覚(665〜713年)が悟りの境地を歌った証道歌の文言の後に、宋の南明法泉禅師が「継頌(証道歌に付する詩)」をつけたもの。

 高麗の高宗26年(1239年)、当時の武臣政権で最高権力者だった崔怡が記した跋文(ばつぶん)が残っている。

 学界ではこれまで、この跋文を「前に鋳字体(金属活字本)として刊行した証道歌があったが伝えられておらず、刻工を募集して木版本として刊行することにした」と解釈してきた。1984年、サムスン出版博物館が所蔵する木版本が宝物第758号に指定された。

 2012年に空印博物館(慶尚南道梁山)のキム・チャンホ館長が「『証道歌』の別の版本を所蔵している」として文化財指定申請を行い、文化財委員会は「サムスン出版博物館の所蔵本と同じく、1239年に鋳字本を翻刻した木版本」と判断し、宝物第758‐2号に指定した。

 これまで韓国では、この証道歌の金属活字本は残っていないと考えられていた。

(2015.3.25 民団新聞)
 

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