李大統領強調 目標は共同繁栄・統一 【ソウル】李明博大統領は25日、ソウル・オリンピック公園体操競技場で開かれた「6・25韓国動乱60周年行事」で演説し、北韓に対して「もうこれ以上の無謀な軍事挑発をやめ、7000万民族が皆一緒に生きる道に進まなければならない」と要求した。さらに「これを通じて韓半島の安定と平和を回復して韓民族の共同繁栄を模索していかなければならない」と強調した。 同時に「我々の究極的目標は軍事的対決ではなく平和的統一だ。北韓は天安艦挑発事態に関し明確かつ率直に過ちを認め謝罪し、国際社会の前で責任ある姿勢を示さなければならない」と促した。 李大統領は、「我々はこれまで繁栄と平和を享受し、戦争を忘れたのではないか。こうした試練を体験したことは平和を守る我々の力と意志が十分でなかったためだ」と指摘、安保の重要性を改めて強調。「我々が今日、過去を振り返ってみるのは過去が未来の鏡のためだ。歴史を忘れてはならないということこそ、試練が我々に与えた知恵だ」と述べた。 さらに「南北分断とし烈な民主化の過程、圧縮的経済成長と急速な社会変化は、理念と階層、地域、世代の葛藤を生んだ。我々の世代がすべきことは、このような分裂と葛藤を治癒して成熟した民主社会をつくることだ」と社会統合を呼びかけた。 (2010.6.30 民団新聞) |