【ソウル】金星煥外交通商部長官は3月30日、日本文部科学省が独島に対する日本の領有権主張を強化した中学校新学習指導要領解説書に基づく中学教科書の検定結果を発表したことを受け、武藤正敏駐韓日本大使を呼び、強く抗議した。 金長官は「独島は歴史的、地理的、国際法的にも韓国の固有領土という点をあらためて明白にしたい。韓国の領有権を否定し、誤った歴史を美化しようとする試みを決して容認できない」と述べ、早急な是正を求めた。 また、独島は日本による植民地時代に強制的に占領された韓国領土という理由から、日本政府が韓国人の傷を刺激したと指摘。「今回の教科書検定結果は両国関係はもちろん、日本の未来のためにも望ましくない」と強調した。その上で、「未来志向的な韓日友好の協力関係を築くとしている民主党政権の姿勢が非常に疑わしい」と批判した。 政府は、東日本大震災への支援は、教科書問題と分離して続ける。 (2011.4.6 民団新聞) |