北欧や米ロ加など北極圏8カ国と先住民団体で構成される北極評議会は15日、スウェーデンのキルナで閣僚級会合を開き、韓国や日本、中国、インド、イタリア、シンガポールの6カ国を評議会の常任オブザーバーに加えることを決めた。これで韓国は開発への関与を拡大する足がかりを得た。 同評議会は、気候変動問題や石油・ガスなどの資源開発、北極海航路開拓などに関する研究を進めるほか、北極開発に関する政策づくりも主導している。 北極には世界原油の25%、天然ガスの45%が埋蔵されていると推計され、北極海航路が開拓されれば海上輸送にかかる時間が大幅に短縮すると期待される。 (2013.5.22 民団新聞) |