朴槿恵大統領は3日、青瓦台で韓国を国賓訪問したギリシャのカロロス・パプーリアス大統領と首脳会談を行い、両国の貿易・投資、文化・人的交流を拡大することで合意した。特に造船分野での協力、ギリシャの交通インフラプロジェクトへの参加支援などについて話し合った。 引き続き行われた晩餐会でのこと。宴も終わりに近づいたころ、朴槿恵大統領が突然立ち上がった。 「以前、特使としてギリシャを訪問した際、韓国戦争の参戦勇士らに会い、『韓国は第2の故郷』との話に深い感銘を受けた。今、この場に参戦勇士協会のスチリアノス・ドラコス会長とアクリボス・チョラキス副会長が出席している。2人のために乾杯したい」と述べ、杯を傾けた。 ドラコス会長は「韓国の民主主義や繁栄、強い家族の絆が、ギリシャの若者らが血を流した結果だということに誇りを感じる」と語り、出席者の涙を誘った。 韓国戦争当時、ギリシャが派兵した1万581人のうち、186人が死亡、610人が負傷した。朴大統領は11年、両国の国交樹立50周年記念の大統領特使としてギリシャを訪問した。 (2013.12.11 民団新聞) |