疎通・和合推進も強調 【ソウル】李明博大統領は1日、ソウル世宗文化会館で開かれた第93周年3・1節記念式典の記念辞で「私たちの歴史を見れば力を集めた時は復興し、分裂した時は常に困難を経験した」とし、「雨が降った後に地が固まるように、消耗的な対立と葛藤を超えて譲歩と配慮、疎通と和合を通じて一つになることができるならば『より大きい大韓民国』をつくることができる」と訴えた。 同時に「今年1年は国内外的にとても重要な時期だ。ユーロ圏の財政危機で世界経済が非常に厳しく、国内的には2大選挙が予定されている」と述べ、「いかなる場合でも国家存立と国の将来にかかわる政策については確固たる原則を守っていく」と約束した。 韓日関係については「韓国と日本は隣国として多様な利益を共有し、未来をともに開く同伴者という事実を両国国民がみなよく知っている」と強調。「両国が真の同伴者として緊密に協力していくには何よりも歴史の真実から目を背けない勇気と知恵が必要だ」と訴え、特に重要な課題として軍慰安婦問題をあげ、日本政府の積極的な対応を求めた。 (2012.3.14 民団新聞) |