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ドイツW杯アジア最終予選 韓国快勝、北韓健闘(05.2.16) |
| クウェート戦で先制ゴールを決め喜ぶ李東国(中央左) | 複雑な韓・朝・日関係
冷静に見直す契機にも
2006年サッカーW杯ドイツ大会アジア最終予選の火ブタが9日、切って落とされ、ソウルでは韓国がクウェートに2‐0で快勝、埼玉では北韓が日本に1‐2で惜敗した。30分の時間差で進行した二つのゲームを、多くの在日同胞が生中継で同時観戦したのに加え、韓・朝・日サポーターが共同応援したケースも各地であった。
韓国は海外組と国内組若手の効果的な連携が働き、クウェートを圧倒して勝ち点3をあげ、ドイツへの距離をぐっと縮めた。北韓は敗れたものの、国際大会が12年ぶりとは思えない健闘は、今後調子を上げる可能性を示し、桧舞台への同時出場の期待をしぼませることはなかった。
韓国のテレビは韓国‐クウェート戦のハーフタイムに、北韓のゴールシーンを放映するなど、関心の高さを示した。北韓選手が身につけたユニフォームは、強豪フランス代表をモデルにしたと言われ、韓国サッカー研究所が寄贈したものだ。
北韓と日本の厳しい政治状況を反映して、埼玉スタジアムは厳戒体制だった。だが、両国のサポーターはエールを交換し、終了後、北韓選手が日本人サポーターに手を振り、それを拍手で返す場面もあった。
スポーツと政治は別物だ。国と国の政治関係をサッカーに持ち込まない、節度ある態度が貫かれることになれば、半年間にわたって繰り広げられる最終予選は、複雑化する韓・朝・日関係を冷静に見つめ直す契機になる可能性も指摘されている。
(2005.2.16 民団新聞)
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