文化財の保護、公益が私益より先(03.10.29) |
行政官庁の許可を得て建物を完工したとしても、個人の財産権行使よりは文化財の保存という「公益的価値」がさらに大きいと判断されれば、使用承認の拒否などを通じて個人的利益を犠牲にさせることができる。ソウル行政裁判所行政第1部は14日、国内最大規模の王陵群である京畿道九里市の東丘陵付近に大規模なゴルフ練習場を建設したC建設が「九里市の許可に基づいて建設したにもかかわらず、文化財庁の反対を理由に使用承認を下さないのは不当」とし、九里市を相手に起こした訴訟で原告敗訴の判決を言い渡した。今回の判決で、C建設はゴルフ練習場の建設費用70億ウォンをまるごと失うようになった。
(2003.10.29 民団新聞)
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