朴槿恵大統領は9日にブルネイの首都、バンダルスリブガワンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳との会議で、「韓・ASEAN安保対話」の新設を提案した。各国の首脳らは歓迎の意を示し、来年初め、初会合を開くことで合意した。 ASEAN(10カ国)が個別国と安保対話を行うのは韓国が初めて。同行した外交部の李京秀次官補が明らかにした。 ASEAN首脳はこの日の会議で、朴大統領の対北韓政策「韓半島信頼プロセス」と非政治的分野から協力を重ね域内国家が信頼のインフラを構築していく新たな枠組「東北アジア平和協力構想」に対しても支持を表明した。また、朴大統領は2015年までに追加品目を自由化し、韓・ASEAN間の自由貿易協定(FTA)を一段階高めることを提案し、ASEAN側もこれを歓迎する立場を明らかにした。 朴大統領は、10日開催のASEANプラス3(韓・日・中)首脳会議や東アジア首脳会議(EAS)でも、「韓半島信頼プロセス」と「北東アジア平和協力構想」を紹介し支持を取りつけた。EASは、ASEAN10カ国と韓・日・中・米・露・豪・印およびニュージーランドの首脳が参加している。 (2013.10.16 民団新聞) |