韓国の新聞社、東亜日報が主催する第50回東亜演劇賞の授賞式が1月27日、ソウル市内で行われ、日本の演出家、多田淳之介さん(37)が演出賞を獲得した。外国人が同賞を受賞するのは初めて。 多田さんが演出し、昨年10月に韓国で上演された韓日合作劇「かもめ カルメギ」は、演出賞のほか作品賞、視聴覚デザイン賞の3部門でも1位に輝いた。同作品はロシア文豪チェーホフの戯曲「かもめ」を脚色し、植民地時代の韓国を舞台に人間模様を描いている。 脚色は韓国の劇作家、成耆雄さんが担当した。多田さんと成さんは2009年から毎年、韓日共同作品を公演するコラボを続けている。 (2014.2.12 民団新聞) |