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NHKの体質と知る…高嶋 伸欣(琉球大学教授)

 私のNHK教育TV・通信高校講座の仕事は4年間で終わった。最後は突然やめさせられた形だった。理由は、番組で時事的な話題を扱うことが多いので、大学教員であればともかく、高校教員の発言はNHKの責任にされるからということだった。だがそれは名目で、実際の理由は、私のNHK批判にあった。

 年度末のしめくくりの番組は国際理解をテーマにしていた。そこで私は朝鮮半島の地名・人名を日本語読みではなく現地読みにするのが望ましいと、台本に書いた。続けて「残念ながら現在もNHKではそうなっていませんが」と書き加えた。

 これがNHK内部で大問題になり、上司の指示を受けたプロデューサー2人に私は呼び出された。狭い録音ブースの中で深夜の3時間、私はこの部分の削除を強要された。私も譲らず、ものわかれとなった。

 収録当日、局側が用意した妥協案「日本の放送ではそうなっていませんが」を、私は受け入れた。これでことは、終わったはずだった。

 ところが、それから間もなく、講師出演の打ち切りを通告された。若いプロデューサー2人は、口々に「高校教師がNHKを批判するのは、いきすぎ」と私を責めていた。そうしたNHKの尊大さに迎合しない者は、番組講師として出演させられないという意志の表明と読めた。

 皮肉なことに、その騒ぎから間もない84年8月に、NHKは韓国・北朝鮮の人名のうち、政府と党の要人は、現地読みに変えた。韓国政府の要請が理由だった。それが今では、すべての人に適用されている。

 NHKの体質を思い知らされた体験だった。

(2005.06.08 民団新聞)
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