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| 李喜芽さん「夢は叶うと信じて」 民団ホールに奇跡の調べ |
奇跡のピアニストと呼ばれる李喜芽（イ・ヒア）さんを招いたイベントが３月24日、民団中央会館８階大ホールで開かれた。喜芽さんは手足の障害をものともせず、ベートーベンの歓喜の歌やショパンの幻想即興曲、日本の童謡赤とんぼ、冬ソナメドレーで約100人の観客を魅了した。
アンコールは会場と一体となってアリランを合唱、オモニの著書『二本指のピアニスト』のサイン会では、婦人会東京本部の金貞子会長ら婦人会会員から熱烈な歓迎を受けた。
コンサートに先立ち、民団中央本部の鄭進団長を表敬訪問した喜芽さんは、広島、長崎で同胞が被爆した事実に触れ、民団の共生社会実現に期待感を示した。この日、今後の活動に役立ててと、金嶋観光グループの金昭夫会長から金一封を伝達された喜芽さんは、５月に神奈川、千葉で開くコンサートを楽しみにしていると述べた。
インタビューで喜芽さんは、障害を持つ人たちに対し、自分の演奏する姿を通して「夢と希望に向かって一生懸命頑張れば、夢は叶うということを信じてほしい」と述べ、在日同胞には「多くの困難はあると思うが、演奏を通じてそれらを克服していける力を与えられたら」と語った。
コンサートの日程
コンサートの日程は次の通り。５月15日＝茅ヶ崎市民文化会館大ホール。16日＝松戸・森のホール21小ホール。どちらも19時開演。チケットは3500円。全席指定。17日＝サンピアかわさき。14時開演。前売3500円。当日3800円。全席自由。
問い合わせは、茅ケ崎・川崎ともにサウンドポート（��045・243・9999）、松戸は労音東葛センター（��047・365・9911）。
（2008.4.2 民団新聞）
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