朴槿恵大統領は19日、青瓦台で日本の森喜朗元首相と会談し、安倍晋三首相の親書を受け取った。森氏は2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長として、同日の仁川アジア大会開会式への出席のため訪韓した。 朴大統領は森氏に対し、「日韓議員連盟の会長などとして韓日関係の発展と交流に尽力し、政界引退後も多くの役割を果たしていると聞いている。2018年の平昌冬季五輪、20年の東京五輪とアジアで相次ぎ開かれる五輪が相乗効果を出し、共に成功するよう期待している」と述べた。さらに、「来年、韓日国交正常化50周年を迎えるにあたり、韓日両国が未来志向的関係に発展することを期待する」と強調した。 これに対し、森氏は「できるだけ早い時期に朴大統領と安倍首相もお互い笑いながら写真に収まれるようになってほしい。そのような努力をお互いしていきましょう」と要請した。 青瓦台によると、安倍首相は親書で、朴大統領に対し、「秋に開かれる国際会議に合わせてお会いできることを望む」と伝えた。秋に開催される国際会議は、10月にイタリア・ミラノで行われるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議と、11月に中国・北京で行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議があり、韓日両首脳が出席するとみられる。 親書を受け取った朴大統領は「安倍首相に感謝の意を伝えてほしい」としながらも「過去の問題の傷を治癒するため、誠意ある努力がまず行われる必要がある」と述べた。 (2014.9.24 民団新聞) |