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<布帳馬車>演出家「朴李蘭」を名乗った胸中
 ジーパン刑事で一世を風びした松田優作。昨年は20回忌、今年は没20年ということでテレビや雑誌などで相次ぎ特集が組まれた。その内容から、彼のカリスマ性はますます強まるばかりだ。短く、激しかった生きざまが人の心を揺さぶるのだろうか。

 コミック『北斗の拳』の主人公ケンシロウが優作をモデルにしたのをはじめ、優作の「男の美学」に心酔する者は後を絶たない。パートナー的存在として知られる脚本家・丸山昇一氏は「作品を作るのに妥協を許さない。俳優というものを絶えず考え続け、常に疾走していた。燃え尽きるまで走り続けた」と振り返った。カメラマン渡辺俊夫氏によると、彼の素顔を撮ることを許された条件として、「魂を撮れ」と言われたというからすごい。

 元妻が出した評伝『越境者 松田優作』には、彼が日本国籍を取得した過程などが詳細に記されている。韓国籍ということで、深刻に悩んでいたらしい。

 40歳で亡くなる数年前、劇団を旗揚げした。若い頃から脚本を書いていたが、この劇団では脚本も演出も担い、「朴李蘭」を名乗った。カナダ在住の韓国人という触れ込みだ。

 本名だった「金」は避けたのかも知れないが、彼の本当にやりたいものがそこにあったのではないだろうか。深い心情を察してか、2人目の妻は彼の毛髪をオモニの故郷である釜山の地に埋めたという。

 「なぜ、俳優をやってるかって? わかんねえから、やってんだ」。優作が叫んだ言葉が忘れられない。(Q)

(2009.12.23 民団新聞)
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