北側は「定例化」協議拒否 北韓は6日、韓国が大韓赤十字社総裁名義の通知文で前日に提案した南北離散家族問題の根本的な解決に向け、対面行事の定例化などを話し合う南北赤十字実務接触の12日開催を拒否した。 北韓は朝鮮赤十字会委員長名義の通知文で「今は離散家族問題を協議するための赤十字接触を行う環境と雰囲気ではない」と表明。その上で、「離散家族対面の定例化のような重大な人道的問題は、赤十字協議で解決される問題ではない」と主張した。 韓国政府は、離散家族問題に関する南北協議が開始されるならば「毎年6000人以上ずつ対面できるように、対面を定例化する方策を北韓に提案する」と表明している。 現在、離散家族対面の申請者の中で生存者は7万1503人で、このうち70歳以上の高齢者が81・5%(5万8258人)に達する。 政府関係者は、「平均期待寿命などを勘案すると、これら生存者が対面するためには10年間毎年6000人ずつが対面しなければならない。冬(12〜2月)を除けば、毎月670人、毎週約170人ずつ会わなければならないということになる」と分析している。 (2014.3.12 民団新聞) |