全羅南道・百済時代の古墳 国立羅州文化財研究所(全羅南道)は23日、羅州市郷土文化遺産13号に指定された丁村古墳から発掘された、百済の金銅製の履き物や金製の耳飾り、馬具などの出土品を公開した。 同古墳は、5世紀に栄山江流域を支配した勢力の強大さを立証するものとして注目された。 初めて公開された百済時代の金銅製の履き物は、専門用語では「金銅飾履」という。イ・サンジュン所長は「かんざしのように履き物に飾られている竜の頭は、現在までで唯一の遺物。これまで発見されている馬韓、百済圏の金銅飾履にもこのような装飾物が付いていた可能性がある」と明らかにした。金銅飾履は、副葬品の一種だ。 イ所長は「金銅飾履は竜文様を含み、完ぺきな状態で出土した。空前絶後の遺物であるだけに、この様式と文様は特許申請をした」と述べた。 このほか、金製の耳飾りや装身具などの洗練された美的感覚は、新羅と大加耶など隣接国の技術を吸収した後に変容した百済の力を感じさせるという。 (2014.10.29 民団新聞) |