地方本部 HP 記事検索
特集 | 社会・地域 | 同胞生活 | 本国関係 | スポーツ | 韓国エンタメ | 文化・芸能 | 生活相談Q&A | 本部・支部
Home > ニュース > コラム
<コラム・布帳馬車>「その河をこえて、五月」

 演出・出演とも韓日人士が共同で行い、02年、朝日舞台芸術賞グランプリと韓国演劇評論家協会が選んだ今年のベスト3賞にも輝いた「その河をこえて、五月」を見た。感情的になりがちな韓日の過去と現在を正面に見据えながらも、流れは決して重くない。お互いに相手のことを認め合い、明るい未来を切り開いていこうというはっきりしたメッセージが伝わってくる。

 アリストテレスは『詩学』で、模倣という概念を新たに解釈、演劇肯定説を主張した。すなわち演劇の場合、模倣は事実そのものではなく、人生の真実のようなもの、ありうる姿を描く作業であるという。

 人間はわざわざ虚構の世界を創り出し、その中で楽しみながら一段高い次元の人生を味わい、生きる意味を実感する。いい演劇とは、見る人を真実と理想の次元に導くものなのだ。

 洋の東西を問わず、演劇が芸術として肯定的な位置を確立したのは近代のことである。今は「文化の顔」とまでいわれるようになり、国際交流でも大きな役割を果たしている。グローバル化時代にあって、人とは何かを問い直す欲求が強まり、演劇の果たす役割はさらに重要になってこよう。演劇は人間を「生の根源」に戻して、人間性を確認・回復させる芸術であるからだ。

 サッカーワールドカップ共同開催を記念して生まれたこの作品。韓日友情年にもかかわらず、きしみ合う両国関係によって傷ついた人々の心を癒してほしいものである。(Y・C)

(2005.05.25 民団新聞)
最も多く読まれているニュース
差別禁止条例制定をめざす…在日...
 在日韓国人法曹フォーラム(李宇海会長)は7日、都内のホテルで第6回定時会員総会を開いた。会員21人の出席で成立。17年度の報告があ...
偏見と蔑視に抗って…高麗博物館...
 韓日交流史をテーマとする高麗博物館(東京・新宿区大久保)で企画展「在日韓国・朝鮮人の戦後」が始まった。厳しい偏見と蔑視に負けず、今...
韓商連統合2年、安定軌道に…新...
金光一氏は名誉会長に 一般社団法人在日韓国商工会議所(金光一会長)の第56期定期総会が13日、都内で開かれた。定数156人全員(委任...
その他のコラムニュース
<訪ねてみたい韓国の駅30...
歴史伝える赤レンガ駅舎 赤レンガの駅舎が、行き交う人々を見守っている。 韓国の鉄道の玄関、ソウル駅。1925年に竣工した赤レンガ...
<訪ねてみたい韓国の駅29...
開業100年、世界遺産の玄関 歴史ある古都の玄関には、それにふさわしい風格が備わる。韓国の古都と言えば、新羅の都、慶州だ。その玄...
<訪ねてみたい韓国の駅28...
未来都市のユニークな駅 いかにも未来的な名前のこの駅は、なかなかユニークな存在だ。まず第一に、その立地。ソウルメトロ6号線、空港...

MINDAN All Rights Reserved.