| 民団中央本部主催の歓迎会で花束を贈呈された申珏秀大使夫妻
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国政選挙へ積極参与も 第19代駐日韓国特命全権大使として6月10日に赴任した申珏秀大使夫妻を招いて、民団中央本部主催の在日同胞歓迎会が8日、東京都内のホテルで開かれた。中央本部の鄭進団長、黄迎満議長、金昌植監察委員長ら民団関係者を中心に400人が参加した。 鄭進団長は歓迎辞で、「私たちは韓日関係をはじめ懸案の解決に少しでも役に立てばと考えており、そのために最善を尽くす」と強調した。 申大使は、東日本大震災に触れ「隣国として韓国が日本の速やかな再建と正常化のために協力するのは当然」と表明。「未来志向的で成熟した同伴者関係が拡大発展するよう努力する。また、韓国に対する好感度をさらに高めるために公共外交を強化。草の根次元で広く韓国を知らせるのに力を尽くす」と明らかにした。 民団を中心とした在日同胞社会に対して「母国が困難な状況にある時や大変なことが起きた時には積極的に支援し、韓国の成長と発展のためにいつも大きな役割を果たした」と改めて感謝を表明した。同時に「(世代交代などにより)今日、在日同胞社会をめぐる環境は大きく変化しており、在日同胞社会の発展には、民団を中心とした団結が何より求められている」と強調した。 在外国民が初めて国政選挙権を行使する来年の国会議員選挙と大統領選挙については「在外選挙は韓国の政治発展に重要な意味がある」と指摘、「公正かつ透明な選挙文化」が定着するよう協力を要請した。 申大使は「同胞と苦楽を共にする」と表明、「在日同胞社会の発展と団結、権益の擁護・伸長に最善を尽くす。地方参政権問題は在日同胞の念願であり、速やかに実現するよう継続尽力する」と約束した。 (2011.7.13 民団新聞) |