掲載日 : [18-08-06] 照会数 : 13146
ピビンバ寄席10周年-銀瓶さんとパギやんさん
韓国語落語で有名な兵庫県神戸市生まれの在日3世(現日本国籍)の笑福亭銀瓶さんと、浪花の歌う巨人の愛称で親しまれている大阪市西成区生まれの在日2世、パギやんさん(趙博)による「ピビンバ寄席」が27日、民団八尾支部(成廣植支団長)の八尾韓国会館で開かれた。
同会館での開催は昨年に続く。支部団員や地域住民らほか民団大阪本部から朴清副団長も駆け付け、80人が楽しい時間を過ごした。
初めに、銀瓶さんが桂文枝さんの創作落語「宿題」を、おもしろおかしく披露したあと、パギやんさんがギターとハーモニカで韓・日・英3カ国語の「イムジンガン」を歌い上げ、会場を盛り上げた。
次に、衣装を変えて李高麗超爆の名で登場したパギやんさんが「浪曲」を披露すると拍手喝さいを受けた。最後は、銀瓶さん得意の韓国語落語「時うどん」が始まると、観客は熱心に耳を傾け、表現力豊かで流暢な韓国語の落語に、会場は笑いの渦に包まれた。
観客からは「とても楽しかった」、「また開いてほしい」といった声が聞かれた。銀瓶さんは、2004年の秋から韓国語の勉強を始め、05年から韓国語落語を披露。同年9月には初のソウル公演を成功させ、毎年のように韓国で公演している。
パギやんさんは、地域でさまざまなコンサートを開き、魂の歌声を披露しているほか、俳優としても活躍。17年には韓国映画「朴烈」にも出演。09年から銀瓶さんとの「ピビンバ寄席」1を開催し、今年で10回目。