定員をオーバー…焼肉交流会に大喜び
「こどもの日」を前にした3日、在日本大韓ボウリング協会(張智成会長)は日本韓食振興協議会(崔千浩会長)、民団東京荒川支部(秦富澤支団長)と共同で「2018在日同胞オリニフェスティバル」を開催した。定員を超える55人の同胞小・中学生が参加したほか、約40人の保護者らが楽しんだ。
同協会では13年から「オリニボウリング教室」を開催してきたが、昨年、韓食振興協会と民団荒川支部の3団体がコラボして、バーベキュー交流会を加え企画をパワーアップさせた。これが大人気を呼び、今年はいち早く定員をオーバーした。
青年会の東京本部(高光弘会長)と荒川支部(鄭昌晃会長)のメンバーも運営に加わり、イベント成功の一役を担った。
まず、アイビーボウル向島で行われたボウリング教室では、韓国国体経験者など12人の在日ボウラーと、日本でも活躍している韓国の金スルギプロと梁 袿プロが指導にあたり、ボールの持ち方からアプローチ、投球まで手ほどきした。
最初はガターを連発したオリニも、コーチのアドバイスを受けるとめきめきと上達を見せた。6チームに分かれての団体戦ではピンが倒れるごとに、跳び上がって喜ぶ姿が見られた。
6年連続で参加したオリニも多い。来年は高校生になるため、今年が最後の参加となった金承俊君は「毎年この日を楽しみにしていた。来年からは弟と妹たちの引率だね」としながら、仲良しになったキム・スルギプロには「これからも遠くから応援するね」と、ちょっと寂しそうだった。
この後、民団荒川支部会館に場所を移し、バーベキューパーティーと表彰式を兼ねた交流会に入った。会場はオリニと保護者、民団支部役員や運営スタッフ合わせて約120人が所狭しとにぎわいを見せた。
準備したのは牛カルビと豚バラあわせて30㌔とキムチ20㌔。オリニたちの到着前からスタッフらが次々と焼きはじめたが、あっという間に完食。
交流会には民団荒川支部の高泰弘副団長や金秀吉東京本部団長もかけつけ、「皆さんは未来の宝物。民団と韓国を好きになって、たくさんの友だちをつくって下さい」とオリニたちを激励した。
金団長は「支部会館がオリニたちでにぎわい、次世代たちのパワーを感じた。この子たちが将来、青年会の中心メンバーに育ってほしい」と期待を込めていた。
また、青年会のメンバーが夏休みに開催するオリニ・サマーキャンプや民団中央主催のオリニジャンボリーのチラシを配り参加を呼びかけた。
(2018.05.07)