掲載日 : [18-09-21] 照会数 : 13644
韓国水産物使った料理で大会
[ 「金賞」に選ばれた「アワビのモチモチ天ぷら」(宮寺由貴さん)は柔らかく歯ごたえもある ]
[ 「特別賞」の「平昌から東京へ」(金珠未さん)は五輪をイメージした5色で平和を表現した ]
[ 授賞式を終えて審査員ら関係者も加わった記念撮影 ]
韓国政府お墨付きの海外輸出用水産物ブランド「K・FISH」を活用したオリジナル料理を競う大会(韓国水協中央会東京輸出支援センター主催、日韓農水産食文化協会協力)が20日、東京・豊島区で開かれた。80人の応募者の中から書類審査を通過した17人がこの日の本選に臨み、審査員がコンセプト、味、盛り付け、オリジナリティなどで総合評価した
最高賞の「金賞」を受賞した「アワビのモチモチ天ぷら」は山芋にくるんで天ぷらに揚げたもの。刺身とは違う食感が楽しめる。審査委員長の趙善玉さんは「珍しい」と高評価。副賞として済州往復航空チケット2枚が贈られた。同料理は新大久保コリアンタウン内の韓国料理専門店で一定期間メニューとして加わる予定。
料理を担当した宮寺由貴さんは自ら経営する企業で莞島産の活きアワビを20年前から輸入している。「人気の食材をもっと知ってもらいたかった」と応募の理由を語った。
「特別賞」に選ばれた在日3世・金珠末さんの「平昌から東京へ」は平和な五輪を5色で描いたアイデアが認められた。韓半島全域の農水産物をふんだんに使い、日本らしい食材と組み合わせた。審査員を務めた厳洙鎔さん(新宿韓国商人連合会顧問)は「味もすごい」と太鼓判を押した。
「金」「銀」「銅」の本賞のほかにも「審査員賞」や、大会に協賛した複数のスポンサーからは「企業賞」が贈られた。