掲載日 : [2019-07-09] 照会数 : 10323
文大統領、在日の献身に感謝…「祖国とともに歩んできた」
[ 在日同胞との懇談会でスピーチする文在寅大統領 ] [ 建国高校・伝統芸術部の生徒による歓迎のサムルノリ公演 ]
文在寅大統領との懇談会は白頭学院・建国高校の伝統芸術部の生徒がサムルノリなど、韓国伝統のリズムとダンス、民謡を加味した「夢のダンス」の公演で歓迎ムードを盛り上げた。
近畿地区を中心とした全国の民団幹部、韓人会をはじめ、経済人、文化芸術家、民主化運動関係者を含めて、日本社会各界各層で活躍する同胞が参加した。
薩摩焼宗家15代の沈壽官氏からは特別に製作した陶器が大統領にプレゼントされた。
文大統領は、日本社会の重要な一員として定着し、韓日友好に寄与している同胞に謝意を表すると同時に、祖国に対する変わらぬ関心と声援を呼びかけた。
文大統領はまず、「海外歴訪時、多くの同胞と会ったが今日は格別の思いだ」とし、「差別に耐えながら、生き抜いてきた在日同胞みなさんの過去を思うだけで胸が痛い」と語った。
また、「在日同胞は祖国とともに運命を歩んできた」とし、ソウル五輪での多額の募金や97年の外貨送金、02年ワールドカップ、18年の平昌五輪誠金などをあげて、「在日同胞は祖国の経済発展だけでなく、韓国の民主化にも献身した」と感謝の意を伝えた。
「皆さんに報いる道は、大韓民国を誇らしい国にすること」と強調した後、「生活の力になる祖国になるよう努力する」と約束した。
(2019.07.10 民団新聞)