北送同胞「守る会」名誉会長ら訴える
民主平和統一諮問会議日本地域会議東部協議会(許孟道会長)の特別講演会「北送同胞の人権問題と北韓強制収容所の実態」が1日、東京都港区南麻布の韓国中央会館で行われた。民団東京本部を中心に約200人が参加した。
「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会名誉会長」で「NO FENCE(北朝鮮強制収容所をなくすアクションの会)副代表」の小川晴久・東京大学名誉教授は、「北では金日成の思想だけを知っていればよいという『唯一思想』(金日成神格化)と『反革命分子は3代にわたって種を絶て』との金日成教示に基づき、血縁連座制で裁判もなしに家族が処刑されたり強制収容所に送られる。そこでは最低の食糧と長時間労働で殺していく。強制収容所には約20万人もいる」と強調した。
もう一人の講演者・幸さん(「守る会」の創立会員)は、62年2月の「帰国船」で北に渡った後、消息を絶った兄・浩平さん(東北大学卒業)と日本人妻・小池秀子さん一家5人について語った。
国際人権運動団体に対して、北側は「国外逃亡を図り海上で5人全員銃殺された。死体は発見されなかった」としている。
幸さんは「北の人権状態は世界で最も劣悪だ。北送同胞だけでなく北住民の生命と人権を守るために、もっと大きい声で世界に発信してほしい」と呼びかけた。
(2012.9.5 民団新聞)