「在日本大韓民国民団(韓国民団)は、1946年10月3日、東京・日比谷公会堂で「在日本朝鮮居留民団」として創立されました。」
「民団は、在日同胞の法的地位確立と民生安定、文化向上、国際親善と祖国の発展、平和統一の実現を方針に掲げ、数多くの運動・事業を総力で展開し、実績を上げてきました。」
今日、在日同胞と祖国を取り巻く情勢は、創団時に比べて大きく変化し、民団の構成員も2014年12月現在、約8万5000世帯、34万2000人、48地方本部、277支部、108分団、1172班を擁する生活者団体へと成長してきました。祖国愛と同胞愛、そして民団を思う1世の「血と汗と涙の結晶」が根底にあることは言うまでもありません。
その一方で、21世紀の到来とともに本格的な2・3世時代を迎え、民団は多様化するニーズに積極的に対応するために、不断の組織改革も怠りませんでした。
1994年の第44回定期中央大会で名称を「在日本大韓民国居留民団」から「居留」の二文字を削除するとともに、日本定住を鮮明に打ち出し、地方参政権獲得を運動の柱に掲げました。
さらに2012年には、第7次宣言文を発表するとともに、綱領に「日本地域社会に貢献する」ことを加えました。2015年10月には、韓日国交正常化50周年を記念し、民団と日韓・韓日親善協会が共催して1200人の訪韓団を企画しソウルで記念式典を開催、さらなる友好親善の懸け橋となるべく誓い合いました。
1世から、4世、5世へと世代は変わっても、今後とも民団は「在日同胞の、在日同胞による、在日同胞のための生活者団体」として、在日同胞と苦楽をともにし、「在日同胞のふるさと」にふさわしい様々な活動を展開していきます。