ヘイトスピーチ解消へ 愛知県でも条例採択

  • 愛知県議会議事堂(県庁本庁舎東側)

※下記記事は、「民団新聞 2022.04.15付」より引用

◎……ネット上の被害者支援
◎……公的施設での防止指針
◎……審議会による概要公表


愛知県の2月定例県議会で「愛知県人権尊重の社会づくり条例」が全会一致で採択された。都道府県レベルでヘイトスピーチ対策の条例を定めている自治体は2018年の東京都、19年の大阪府があるだけ。

この報に接した朴茂安民団愛知本部団長は、「日本の最重要な自治体の一つである愛知県でヘイトスピーチの解消に向けた取組の推進を含む条例ができたことは本当にうれしい。大村秀章愛知県知事、愛知県議会をはじめ多くの関係者に心から感謝したい」と述べた。

3月24日に採択された条例はいくつかの骨子に分かれている。ヘイトスピーチに関連する部分は以下の通り。

①インターネット上の誹謗中傷の未然防止と被害者支援に向けた施策を実施
②ヘイトスピーチの解消の必要性についての理解を深めるための啓発活動
③県が設置する公の施設においてヘイトスピーチが行われることを防止するための指針の策定
④公共の場所でヘイトスピーチが行われた場合は「愛知県人権施策推進審議会」の意見を聞いたうえでその概要の公表を行う
などとなっている。

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