80代の原告の男性は終了後、「国から補償も受けたし、いくらかの金銭を得るために訴訟をしているわけではない」とし、「事実認定と名誉回復を望んでいる」と強調した。
この男性ら原告2人は、6.25戦争に参戦して北韓軍の捕虜となり、休戦後も韓国に送還されず1953~56年の約3年にわたり労働を強いられたとして、2016年10月に提訴。それぞれ、精神的、財産的損害の一部である2200万ウォン(約210万円)の賠償を求めている。
原告側は、勝訴すれば朝鮮中央テレビの著作権料など韓国国内にある北韓資産に対する強制執行手続きを踏み、賠償金を回収する計画だという。
【聯合ニュース】