掲載日 : [19-08-19] 照会数 : 11407
金大中元大統領死去から10年 「韓日未来のビジョン示した」
[ 国立ソウル顕忠院で行われた金元大統領の追悼式で黙とうをささげる文喜相(ムン・ヒサン)国会議長(左端)や李洛淵(イ・ナクヨン)首相(左端から2人目)ら=18日、ソウル(聯合ニュース) ]
[ 金元大統領の遺影に黙とうする文議長=18日、ソウル(聯合ニュース) ]
金大中元大統領の死去から10年となる18日、国立ソウル顕忠院で追悼式が行われた。追悼式には文喜相国会議長や李洛淵首相、与野党の代表らが集結した。
日本の対韓輸出規制により両国関係が大きく悪化した中、参列者らは金元大統領が在任期間中の1998年、当時の小渕恵三首相と発表した「韓日共同宣言(21世紀に向けた新たな韓日パートナーシップ)」を通じて過去を直視し、両国関係の未来ビジョンを示したことをそろって高く評価した。
文議長は追悼の辞で、「金元大統領は1998年、金大中・小渕宣言(韓日共同宣言)を通じ、両国関係の解決策や未来ビジョンを示した」と振り返った。その上で、「残念ながら20年が経った今、両国関係は大きな壁にぶつかっている」として、「(宣言に基づいて)今の困難を乗り越えていく」と強調した。
李首相は「(金元大統領は)対外政策でも韓米同盟を中心に置き、隣国との友好や協力を推進すべきだと強調した」と故人をしのんだ。
自由韓国党の黄教安代表は韓日共同宣言は「両国が過去を直視する一方、未来志向の関係構築を目指す宣言」だったと評価。「大統領の偉大な足跡をたどり、自由や繁栄、平和や幸福があふれる国へ進むべきだ」と述べた。
【聯合ニュース】