韓国の民主平和統一諮問会議は25日、13~18歳の男女1000人を対象に今月実施した「青少年統一世論調査」の結果を発表した。調査結果によると、北韓との統一が「とても必要だ」との回答は8.9%だった。
南北統一が「ある程度必要だ」との答えを合わせると53.8%で、「不要」との回答は40.0%だった。
南北統一が必要との回答の割合は成人を大きく下回っている。民主平和統一諮問会議が1~3月期に成人を対象に実施した調査では、南北統一が必要との回答は73.7%だった。
南北統一が必要な理由は「戦争の脅威解消」(40.1%)が最も多く、「経済発展と国際的な地位強化」(37.0%)、「民族のアイデンティティーと同質性回復」(13.3%)、「北の住民の自由と人権実現」(7.6%)と続いた。
南北統一が必要ではない理由としては「激しい政治的・社会的混乱発生」(54.9%)、「莫大な経済的費用発生」(32.9%)、「仕事減少」(5.5%)、「福祉縮小」(4.2%)などが挙がった。
回答者の13.6%は韓国戦争が勃発した年を知らないとし、39.2%は休戦協定の締結日を知らないと答えた。
北韓に対する認識では「警戒対象」(50.4%)との回答が最も多く、「敵対対象」(17.1%)、「あまり関係ない対象」(5.6%)と続いた。「協力対象」は16.2%、「支援対象」は6.8%にとどまった。