掲載日 : [19-09-18] 照会数 : 11990
ぶれない歴史観確立へ 婦人会東京1日研修
[ 徐元喆事務総長による「韓日の歴史(近代史)」講義 ]
婦人会東京本部(李正子会長)は17日、東京・港区の韓国中央会館で会員を主な対象に通算8回目となる「1日研修会」を行った。韓国大法院の強制徴用賠償判決以降、「征韓論」まで取りざたされるなど悪化する一方の韓日関係の改善を願って企画した。1日研修は李執行部になって初めて。
李会長は「韓日の歴史問題に心を痛めている」という参加者の声を代弁しながら、「過去の歴史を学ぶことで未来を変えられる」と呼びかけた。婦人会中央本部から朴善岳会長、民団東京本部から李壽源団長がそれぞれ激励辞を述べた。
講師は民団中央本部の徐元喆事務総長が務めた。
テーマは韓日の歴史(近代史)。1873年の征韓論から両国の紛争まで1時間余りにわたって要点を平易に講義。最近の嫌韓バッシングには「近代史を直視しながら正しい歴史観を持って対処しよう。われわれ自身がぶれることがあってはならない」と戒めた。
昨年の大法院判決に対する日本政府のかたくなとも思える姿勢には「法的に完了ではなく、一歩踏み出して歩み寄るよう温かみがほしい」と促した。韓国政府には「感情的にならず謙虚にやっていくしかない」と期待している。最後に「特効薬はない。地道に韓日友好をやっていこう」と締めくくった。
後半は韓允淑さん(MANNATECH社)が「美容と健康」をテーマに講義した。