掲載日 : [19-09-04] 照会数 : 13766
「浮島丸事件」殉難者を追悼
[ 浮島丸の沈んだ海に献花する民団関係者ら ]
[ 金一志韓国伝統芸術院による慰霊の舞 ]
【京都】日本の敗戦直後、旧日本海軍の輸送船「浮島丸」が寄港先の舞鶴湾で触雷のために沈没し、549人が死亡した「浮島丸事件」から74周年の8月24日、追悼集会(浮島丸殉難者を追悼する会主催)が舞鶴市下佐波賀の殉難の碑公園で営まれた。犠牲者の多くは大湊の旧海軍施設などで働かされていた同胞とその家族で、大湊港から乗船して釜山に帰国する途中だった。
主催団体を代表して余江勝彦会長は「事件を忘れないことが日本人の責任。これからも追悼事業を続けていく」と誓った。
地元民団舞鶴支部の金英王支団長と総連京都本部の金正根副委員長もそれぞれ追悼の言葉を述べた。
続いて韓国側は呉泰奎駐大阪総領事、日本側からは府知事と舞鶴市長の代理がそれぞれ代表献花した。碑の前で韓国茶道協会の尹道心京都支部長が献茶を披露し、金一志韓国伝統芸術院は慰霊の舞を献上した。
最後に参列者全員が浮島丸の沈んだ海に花をささげた。