掲載日 : [2017-06-14] 照会数 : 4938
李総理「統合」実現に尽力…国民との意思疎通強調
李洛淵国務総理が5日、就任後初の閣議を開き「率先して低姿勢で国民と意思疎通し、政府内部だけでなく国民との統合を実現する。各部署や公職者も常により低姿勢で国民と向かい合い、国政に臨むよう願う」と述べた。
李総理は5月31日に行われた就任式で1,有能な内閣2,意思疎通する内閣3,統合の内閣を作ると宣言。「現在政府は国政の空白をはやく克服しなければならない状況にあり、引き継ぎ委員会の期間も省略され、二重の負担を抱えている」と述べながら、「政府の特性を閣僚も考慮し、追加補正予算案の国会通過など、新しく生じる問題の解決のため共に努力するよう願う」と強調。文在寅政権の初代総理として、山積した懸案を解決しなければならない重い責任感を感じるとし、信念を持って責務を履行する覚悟を示した。
全17官庁のうち11のトップ指名
文大統領
文在寅大統領は11日、副総理兼教育部長官候補に金相坤・元京畿道教育監(67)、国防部長官候補に宋永武元海軍参謀総長(68)、法務部長官候補には安京煥・ソウル大名誉教授(67)、雇用労働部長官候補には趙大・高麗大教授(57)、環境部長官候補には金恩京・元青瓦台秘書官(61)ら5人の閣僚候補を指名した。
文政権発足後、閣僚候補の発表は3回目で、17官庁のうち、外交部など11官庁のトップ人事を決めた。
副総理兼教育部長官候補の金氏は、京畿道教育庁トップの教育監時代、無償給食や学生人権条例制定など普遍的な教育福祉や公教育の正常化に向けた政策を推進したことで知られる。5月の大統領選では、文大統領陣営の中央選挙対策委員会の共同委員長を務め、教育公約づくりに関わった。
(2017.6.14 民団新聞)