民団瀬戸支部国際課長 南碩煥さん 聖宝博物館」で展示へ 【愛知】瀬戸市で学習塾を経営している南碩煥さん(76、民団瀬戸支部国際課長)は、東アジアの「歴史遺物」200点余りをこのほど、慶州の仏国寺に寄贈した。10日には仏国寺から會主の性陀大師をはじめとする関係者7人が民団瀬戸支部を訪れ、南さんに感謝牌を手渡した。 南さんは仏教...
三浦知人(川崎市ふれあい館副館長) 朽ちゆく差別・戦争体験 生活史継承へ誓い新たに 在日一世の足跡をたどる下関、筑豊の旅に同行する機会を得た。解放後、下関から帰国した経験をもつ2人、炭鉱労働の経験のある一人の計3人のハルモニの懐かしい場所をいっしょに回った。差別と戦争の現代史を学ぶ宝庫をめぐる思いで…...
桜田門外の変から150年 激動の幕末を象徴する大事件米英など5カ国と修好通商条約を結んだ大老井伊直弼を暗殺した「桜田門外の変」から、3月24日でちょうど150年になる。攘夷と開国の間で凄まじい葛藤があった往時と、永住外国人地方選挙権問題で見せる現在の日本の姿はよく似ている。ミニチュア現代版といって過言ではあるまい。永住外...
民族教育に値しない思想教育 日本政府は4月から実施する高校授業料無償化の対象から朝鮮学校を除外する方向で検討を進めている。この問題についてNPO「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)の李英和代表は11日、文部科学省で会見し、「責めを負うべきなのは、同校の運営を政治的に統制して、思想的にも支配してきた上部団体の朝鮮総連や...
民団も交流を後押し 【茨城】茨城空港(茨城県小美玉市)が11日開港し、アシアナ航空が新規就航した。空港では、アシアナの尹永斗社長や国土海洋部の崔政浩ソウル地方航空庁長、茨城県の橋本昌知事、民団茨城県本部の金政雄団長らが出席し、テープカットを行った。 金団長は「国際線の定期便はアシアナ航空が唯一なので、民団も含め韓国に対して大変な...
家庭料理から宮廷料理まで 「百済」の金輝子社長 家庭料理から本格的な宮廷料理まで幅広いメニューを提供する「韓国レストラン 百済」(本店)、韓食文化の代表ともいえるスープ専門店「すーぷ房 くだら」(花隈店・湊川店)、そして神戸大丸百貨店のキムチ店「韓菜 百済」の4店舗を運営する。 食材は韓国産 ...
慶州韓流、全州「食」、釜山花火、大百済… 今年からスタートした「韓国訪問の年」。官民一体となって推進する「韓国訪問の年委員会」(委員長=辛東彬ロッテグループ副会長)は3年後に年間1000万人の観光客誘致をめざし、大阪と東京でそれぞれ説明会を実施、多彩な地方イベントの新商品を紹介した。韓国のイメージ向上と地方の活性化を図るのが狙いだ。 ...
【ソウル】景福宮復元事業の一環として、今年12月に予定されていた光化門復元工事の完了が、主要20カ国・地域(G20)首脳会議の11月ソウル開催に合わせ、9月に繰り上げられる。 李健茂文化財庁長は8日、「G20首脳会議の際、全世界が景福宮の正門であり、首都・ソウルの象徴でもある光化門を、本来の位置と姿で見ることができるよう、工事の完了を早めることにし...
「片一方の地」の絶望 涙 北韓炭鉱労働者家族の苛酷な脱北の実態を描いた、キム・テギュン監督作品の「クロッシング」(配給=太秦)が4月17日、東京、名古屋を皮切りに、全国で順次公開される。「生きるため」「家族を救うため」に、国境を越えるしかなかった脱北者たちの痛みと、彼らを待ち受けている残酷な現実を観る者に訴えずにはおかない。