牽引者の使命不変 伝統を力に新生期そう 団員をはじめとする在日同胞の皆さまに、謹んで新春のごあいさつを申し上げます。 私は皆さんのご多幸を心より祈念しながら、民団中央本部団長として初めてのこの新年辞を通して、本年の民団運営に臨む所信の一端を述べたいと思います。 可能性大きい民団 1世紀を超える歴史を刻...
釜山海雲台海水浴場に設置された丁亥年の象徴造形物「希望−日の出2007」。 丁亥年は「赤い豚年」とされる。赤とは陰陽五行で丁が火・明を意味するからだ。ところが、陰陽五行にさらに分け入ると「黄金の豚年」になるという俗説も。満ちる10番目の丁亥年、すなわち600年に1回めぐって来る年とか。この年に生まれた子供は、特に財物運が強く多福とされる。この俗説は...
組織内外の人材結集を 組織の要は「人材と財政」と言われる。民団に人と資金を集めるには、同胞のライフサイクルに不可欠なサービスを、ニーズに応じて的確に提供することが基本になる。創団60年を契機に、民団が飛躍するためには、取り組むべき優先課題を明確にし、実施可能なサービスを実践しなければならない。在日同胞の李日海税理士、崔聖植行政書士、張学...
経済局設置し経営者支援を ①パチンコ経営者の負担軽減 パチンコ業界の中でも機械設置台数300台未満の店舗は、00年から05年の間に約30%減少し、計算上約550人の同胞が廃業したと考えられる。民団組織の人材・財務という基盤に大きな影響を与えているはずだ。 この業界は出店の許認可、特殊景品買取の問題、機械の機...
専門家養成でサービス厚く ①ニューカマーへの行政サービス ここ数年、韓国からのニューカマー(新規入国者)が記録的な増加を遂げている。民団はこれら新規入国同胞に対して、入国管理局をはじめとする行政機関に対するさまざまな申請と日常の問題解決を援助することが望まれる。 より細やかなサービスを民団が実行すれば、本国...
生活ケア最優先に ①真の生活者団体への転換の必要性 これまでの民団は、政治的な運動を目的とした団体であり、集団的な利益や権益擁護運動には取り組んできたが、個々の団員・同胞の生活面での問題については、十分に取り組んできたとは言えない。 逆に総連はそういう面でのケアを互助的に行ってきて大きな組織力を維持している...
好・共生へゆかりの地が発奮 江戸時代の善隣友好使節団、朝鮮通信使が初めて訪れたのは1607年のこと。今年は400周年の節目にあたる。これを記念し、ゆかりの自治体ではさまざまな記念行事を計画している。このうち代表的な16の市・町から韓日友好、共生へのメッセージを寄せていただいた。 ...