対話優先で信頼修復 支部激励 ぜひやりたい 5・17事態と在外国民補助金問題で、大きな痛手と威信失墜を招いた民団を、再び希望を託すことのできる組織へと再生すべく、9月21日に出帆した鄭進執行部。この75日間、主要機関・部署の人事を整える一方で、各地方協議会や地方本部研修会を通じ、諸懸案について意思疎通を図ってきた。鄭団長...
9月の新執行部出帆後、初の開催となる中央組織学院(学院長=鄭進中央団長)第197期が、11月29日から12月1日まで中央会館で開講した。28人の受講生(学生長=南照男中央本部副議長)は、民団の沿革や当面課題を学ぶとともに、2班に分かれた分任討議では、「支部、本部運営にともなう財政問題」「民団組織の再構築」をテーマに真摯な討論を行い、「団員宅への戸別訪問を軸...
「ナショナリズム」を論議 青年会主催市民講座が好評 在日韓国青年会中央本部(康孔鮮会長)は11月29日、日本の市民団体などと実行委員会を構成し、都内で今年第1回目の市民公開講座「在日から見える社会」を開催した。青年会ではこれまで在日の文化を大切にしながら、日本人との共生をめざす講座を、3年間継続して開催してきた。同日のテーマは「外国籍住...
在日の境遇は複雑化 求められる豊かな柔軟性 在日韓国青年会などが11月29日に開催した市民公開講座「在日から見える社会」では、「外国籍住民とともに考えるナショナリズム」をテーマに、前衆議院議員の野中広務氏と加藤紘一衆議院議員の基調講演に続き、龍谷大学の田中宏教授をコーディネーターに対談が行われた。両氏の基調講演と対談の要旨は次の通り。...
基調 野中広務元官房長官 歴史を鏡に歩もう 「参政権」の停滞は遺憾 1925年に生まれ、日本が太平洋戦争に入っていく時代に少年期、青年期を過ごした。わずか半年間だが軍人として戦争に参加し、生きて帰ってきて81歳の今日まで命をいただいてきた。 生まれたのは京都の園部という町で、自宅から300㍍離れた山の裏にあった陸軍造兵廠では、...
基調 加藤紘一衆議院議員 道徳的優位大切に 歴史に素直でありたい 代議士になって4、5年たった37、8歳の頃に「日韓知的交流会議」でソウルに行った。そこで東亜日報の権五編集局長に会い、日韓問題、日中問題を話した。学識が広く、尊敬すべき人だと思うと同時に、それまでなぜ自分が在日韓国人に対する偏見を持ったのだろうかと思わされた。 ...
【5年もの年1.5%】 【懸賞付き定期】 【バースデー積金】 在日韓国人信用組合協会(洪采植会長)傘下の会員組合は来年3月の決算に向けて新商品を相次ぎ発売するなど、積極的な営業活動に乗り出している。地域顧客のニーズに対応した戦略で新規顧客の獲得をめざす。 ■□ あすなろ信用組合(本店・松本市、尹昌旭理事長...
「教育基本法改定」と在日 日本の国会に上程されている教育基本法の改定案をめぐり、「愛国心」の押し付けや国家主義的色彩が強化されたことに批判が高まっている。日本の学校に子どもたちを通わせる同胞の親たちの不安もつきない。この問題をめぐり、民族教育に取り組む市民運動の立場から意見を寄せてもらった。 ■□ 「国家の都合」へ軸足 ...