成熟性と危うさが同居 建国60周年に向けて祝賀ムードが高まってしかるべき時期に、韓国は米国産牛肉の輸入再開問題に端を発した社会的・政治的な混乱に見舞われた。この顛末(てんまつ)には明らかに、韓国が抱える経済社会的な要因が色濃く投影している。韓国の「民心」はどこに向かっているのか。成熟しつつある市民意識のなかで、過激な左派勢力は孤立化を深...
民族意識のすそ野拡大に尽くす 1919年、民族の独立を求めて立ち上がった3・1独立運動。ソウルのパゴダ公園(現・タプコル公園)から始まったこの運動はまたたく間に韓半島全域に波及し、学生や教師、そして農民から両班に至るまで各界各層が参加した。なかでも目を引くのは、多様な階層の女性たちが参加していたことだ。あどけない女子学生や妓生(キーセン...
ソウル市は15日、2回(9時半〜12時半、14時半〜17時半)にわたり、市民を対象に歴史の現場を踏査する。建国60周年行事の一環として実施するもので、鍾路区に現存する、独立運動家の金九宅(平洞)、初代大統領・李承晩氏の梨花荘(梨花洞)、第4代大統領の尹潽善宅(安国洞)の3カ所を見て回る。 (2008.8.15 民団新聞)