やったわよ 通名を捨てて 私はずっと通名で生きてきた。 在日であることを隠したかったというよりも、物心ついたときから日本名で呼ばれていたので、その名前に馴染みがあったからだ。 日本名で呼ばれていても、自己紹介の時で自分が在日であることを説明すればいいし、それで民族意識や周りの対応が変わることはないと思っていた。 ...
本名使用は祖先を祭ること 結婚した時から、夫の本名以外を名乗るつもりはありませんでした。その理由は大変シンプルでした。祖先からいただいた名字を捨ててまで、通名を使う必要はないという思いからです。 私はオーストラリア人の5世です。私の祖先は、イギリスの南部のコーンウォールから6週間も船に揺られる辛い旅の末、1848年にオーストラリ...
確実に育つ担い手 在日文化の継承・創造代弁 1月26日、記念すべき第1回目の「MINDAN文化賞」の授与式が、東京港区の民団中央会館で盛大に行われた。式典には、受賞者やその家族のみならず、100人を超える民団関係者が駆けつけ、受賞者を祝福した。当初から「文化賞」の提言、設立、運営、審査に関わってきた一人として、実に感慨深...
2つの国籍と3つの言語が調和 私は在日31年のオーストラリア人です。名前はスーザン・メナデュー・チョン(全)です。在日本大韓民国民団と強いつながりがあります。夫は在日2世、そして4人の子供は在日3世です。縁があって、夫とは27年前に結婚をしました。 結婚当初、私にとって日本は異文化でありながら、在日韓国人である夫と結婚することに...
想いは伝わる 心に蒔いた種 まきずし大作戦という活動の講演会をやっている。 私がその活動を通して伝えたいことは、在日の歴史や、在日がかかえるさまざまな問題ではない。みんな違って、みんないいということだ。 例えば、日本には巻き寿司という食べ物があるが、韓国にはキムパブがある。どっちも見た目は似ているが作り方も味も少しずつ違...
三星経済研究所経済安保チーム長 董龍昇 北変われば積極支援 李明博政府の出発を控えて、韓半島の情勢はまるで台風の前夜のような雰囲気である。 北核問題は北韓の核施設申告レベルに関して、米国と北韓の意見の対立が表面化している。米国の国内では、対北韓圧迫を強化しなければならないという声が、あちこちから聞こえる。北韓...