池田貴夫(北海道開拓記念館学芸員) 食・精神文化を維持 衣・住は伝統継承に陰り 02年の夏、私は先住民族文化の調査を目的に初めてサハリンを訪れた。ユジノサハリンスクでは朝鮮人バザールに何度か足を運んだ。 周知のとおり、第二次世界大戦以降、多くの朝鮮人がサハリンに残され、今でも当事者やその末裔がサハリンに暮ら...
重圧をパワーに変え 第87回全国体育大会(韓国国体)が10月17日から23日まで、慶尚北道金泉市など慶北一帯で開かれた。在日同胞選手団(南照男選手団長=選手・役員115人)は、サッカー、ゴルフ、ボウリングなどの海外同胞種目をはじめ、水泳、柔道、テコンドーなどの国内正式種目に出場、金11、銀7、...
市民と共に 苦難の歩み振り返る 民団兵庫県本部が46年12月25日、神戸市内の八千代劇場で結成され、今年で60周年を迎える。兵庫県本部では記念すべき60周年をさらなる飛躍につなげていこうと、12月10日、神戸文化ホール(大ホール)で「民団兵庫創団60周年記念事業」を実施する。式典には多くの日本人市民の参加も呼びかけている。 第1...
民団兵庫県本部新三機関長は4月26日、矢田立郎神戸市長、5月1日井戸敏三兵庫県知事を相次いで表敬訪問し、新体制として兵庫県、神戸市との連携をさらに深め、地域社会における民団の役割を一層高めていくことを表明した。井戸県知事、矢田市長とも民団兵庫の新体制に対し、大きな期待を寄せていた。 井戸知事は自ら、在日外国人無年金者・福祉給付金を増額する必要性...
民団財産を次代に 同胞の権益拡大に努力 ‐新体制が発足して半年。2期目に入った白永煕団長の抱負をお聞きします。 体制が2期続くというのは、兵庫県本部としては実は久しぶりのことなのです。これまで団長職を担うということは、大変な自己犠牲を強いられることと同義語でした。しかし、私が団長になって常々訴えてきた、質素で健全な...
防災時に在日外国人と地域社会がどう連携できるのかを考える「外国籍市民と防災」シンポジウムが本部防災対策委員会の主催で行われ、地域のボランティア団体や在日ベトナム人をはじめとする外国人、行政の地域国際担当者などが活発な意見交換を行った。 第1部では朴一大阪市立大学教授が、1923年の関東大震災時に発生した朝鮮人虐殺と近年の政治家による外国人を治安...
金蓮子公演楽しむ 8月13日、民団兵庫県本部主催の光復節61周年記念式典が神戸文化ホールで行われ、約1500人の同胞、日本人市民が集まった。 第1部の記念式典には金永大阪韓国総領事館神戸事務所長をはじめ多くの来賓が参加した。白永煕団長は「今年は民団兵庫県本部にとっても創団60周年という節目の年であり、献身的に組織建設を担った先...