崔承喜公演パンフレット 熱狂呼んだ最後の舞台 朝鮮半島の南北分断からいまや半世紀以上を経過している。南北の対立のなかで、その存在がかき消されていった人々は多い。崔承喜（1911〜1969？）もその一人として挙げることができる。 崔承喜は戦前、朝鮮・日本はもとより欧米・中国を舞台に活躍した舞踊家で、その踊りは多...
５年前の６月15日、金大中大統領と金正日国防委員長は、双方の統一法案に認められる共通性に沿って統一を志向し、経済交流を通じた民族経済の均衡的発展および各分野の協力活性化による信頼確認を目指すなどとした５項目の合意事項と、金国防委員長が「適切な時期にソウルを訪問する」ことを明記した「共同宣言」に署名し発表した。この間、南北の道路が連結され、金剛山観光が定着し...
60年前の朴烈の姿 組織作り奔走の日々 間もなく在日100年を迎えようとしている現在、その時代時代を切り撮ったさまざまな写真映像は一級の歴史資料と言える。 ここに２枚の写真がある。撮られた場所はそれぞれ違うが、２枚とも解放後間もなくの朴烈が写っている。１枚は秋田のわが家にあったもので、あとの１枚は民団山形から...
朝鮮通信使の立ち寄り先だったことを示す栃木県今市市内の看板「『唐人小屋』跡地」が、このほど「朝鮮通信使の今市客館跡」に改められた。民団栃木県本部の林宏団長が「善隣友好の精神にそぐわない」と斎藤文夫市長に善処を申し入れていた。市では「字名として言い伝えられてきた」ものと話している。林団長に改訂に至った経緯について寄稿してもらった。 ■□■□■□ ...
〈物〉が語る歴史 第２部−② 防犯ポスターの差別と排外 「民主日本」この実像 太極を中心に配した防犯ポスターは、故朴慶植先生がその著書『解放後在日朝鮮人史』（三・一書房、1989年）で紹介したものである。 上野警察防犯協力会の主催する盗難防止月間用で、上野警察署後援とあることから、上野署管...
現行の介護保険制度が大きく変わろうとしている。今回の見直しは在日同胞高齢者や同胞介護事業所にとっては厳しい内容となるようだ。生野区で在日同胞高齢者支援センター「サンボラム」の運営にあたる河東吉理事に独自の対応策について提言してもらった。 ■□■□■□ 無年金に費用増追打ち 事業所は収入減、赤字転落も ...
韓流に魅了されて…日本人の声 平日の観客数が大型連休以外で初めて10万人を超えた韓国ナショナルデーの11日。韓日関係のアツレキを超える感動の共有があった。万博会場でひろった日本人の声を紹介する。 ■□■□■□ 独自文化の面白さ…森川智文さん（27歳、名古屋市） ５色に分けて構成された韓国館は見やすくて良...
