「ご苦労さま」。店頭から、清掃する人々に声がかかった。在日本韓国人連合会(李玉順会長)の新宿発展委員会が東京・新大久保で毎月取り組んでいる、コリアンタウンの「クリーン活動」が10日行われ、李丙大使や金辰植総領事をはじめ、民団中央本部の呉公太団長、呂健二副団長、東京韓商の金光一会長ら約50人が参加した。
3組に分かれ、職安通りから大久保通りにかけて約1時間、たばこの吸い殻や飲料缶、側溝のゴミなどを拾い集めた。
李大使は「こうした奉仕活動を通じて地域発展の一助になれば、いつでも協力する。特に18年平昌冬季五輪、20年東京夏季五輪と続けて隣国で実施されるのは初めて。常にクリーンを心がけ、安全な生活が送れるよう支援したい」と激励した。
呉団長も「一部の排外主義者による差別扇動が続いているが、良心的な日本人とともに、民団は韓人会の発展に努めていく」と、積極的に協力する姿勢を示した。李会長は「クリーン活動を積み重ねることで地域の信頼を深めたい」と強調した。
(2013.9.25 民団新聞)