東京・新大久保地域の活性化と共生促進を目的に開催される「新大久保ドラマ&映画祭」(3月21日〜30日開催)の組織委員会発足式が18日、東京・港区の韓国大使館で開かれた。同委員会の共同委員長には、東京韓国商工会議所会長の金光一さんと在日本韓国人連合会会長(韓人会)の李玉順さんが就任した。
李さんはあいさつで「新大久保は客足が減り、多くの方々が苦しんでいる。放置しておくことができないと、事業に携わる方々が力を合わせて、ボランティアで準備してきた。映画祭が成功したあかつきには、韓流の聖地としてのみならず、文化的な発信地としても基盤をつくることになる。韓国人は新大久保をよりよい町にしていく責任がある。そのような夢を実現する上で、新大久保映画祭が転機となるよう皆さまのご協力をお願いしたい」と述べた。
「新大久保ドラマ&映画祭」実行委員会代表委員長の李承さんから経過報告が、事務局長から概要の説明があった。
映画は当地の「スタジオK‐StageO!」で、ドラマは「シークレット」「CAFE ON」で上映する。
関連イベントはK‐POP公演、民団と韓人会共催のシンポジウム、アイドルと一緒に行う防災訓練など多彩な内容を計画している。また、チケットは全て招待券として配布される。
上映が決まったオープニング作品の「完全に大切な愛」、クロージングの「マイ・ラティマ」など映画15作品、ドラマ5本も紹介された。
一般の観客については、公式ホームページで申し込み。1作1円以上の寄付と引き換えでチケットが入手できる。
発足式には民団新宿支部の安容範支団長、婦人会東京本部の河貴明会長ら来賓をはじめ、新大久保商店街振興組合、民団韓食ネット協議会、在日韓国農食品連合会など実行委員会参加団体の代表者も出席した。
詳細は公式ホームページ http://shinokubo-dramafilm.com/
(2014.2.26 民団新聞)