【京都】解放直後、京都府舞鶴市佐波賀沖で突如爆発・沈没した海軍特設輸送艦浮島丸に乗船していた韓国人徴用工らを追悼する第67周年市民集会(浮島丸殉難者を追悼する会主催)が8月24日、佐波賀の浮島丸殉難の碑公園でしめやかに営まれた。
主催団体を代表して余江勝彦会長は、「浮島丸事件」を忘れないことは「日本人の責任」であり、事件から教訓を学び、平和の確立に向けてこれからも追悼事業を続けていくと約束。小宮山洋子厚労相の追悼メッセージが読み上げられた。続いて、水谷直弘京都府中丹東保健所次長、多々見良三舞鶴市長、民団京都本部の王清一団長らが献花した。この後、韓国茶道協会の尹道心京都支部長が献茶し、韓国伝統芸術院の金一志さんが慰霊の舞を捧げた。最後に参列者300人全員が浮島丸の沈んだ海に花を捧げた。
(2012.9.5 民団新聞)