大阪で2番目
【大阪】民団八尾支部(朴清支団長)では1日、同胞小学生を対象とした「オリニバン(子どもの部屋)」第1期が開校した。大阪では民団布施支部に続いて2番目。
八尾の「オリニバン」は布施と同様、遊びと学びの両立を目指している。オリニが小学校の授業で理解できなかった国語、算数などの主要教科については、学校を退職した元教員が個別に世話。また、簡単なハングルやノレ(歌)、チャンゴについては、民団と婦人会の支部役員、青年会大阪本部のメンバーなどが指導にあたる。
オリニが集える場を支部会館に設けることは、朴支団長の長年の念願だった。その熱い思いを知った教職員出身の大星なるみ八尾市会議員が、知り合いの退職教員4人に声をかけ、「オリニバン」の実現を手助けした。
お祝いにと、民団大阪本部(鄭鉉権団長)から「ハングルカルタ」と民族学級・クラブ向け共通教材『セクトンナルゲ」、大阪韓国教育院(宋鍾錫院長)からはチャンゴ、プク、ケンガリなどが贈られた。民団大阪の鄭炳采事務局長は、「民団主催の来年のカルタ大会には『八尾オリニバン』からチームで参加してください」と呼びかけた。
開校式にはオリニ8人が参加。代表して2人が覚え立ての韓国語で「一生懸命頑張ります」と誓いの言葉を口にすると、会場で見守っていた保護者らは「わぁ、すごい」と感心した表情だった。
問い合わせは民団八尾支部(℡072・949・1521)。
(2012.9.5 民団新聞)